蜃気楼

 

<住所>
魚津市の海岸、 蜃気楼展望地
<交通アクセス情報>
JR魚津駅より 7分
魚津ICより 10分

駐車場 あり
<開催時期・時間>
【蜃気楼の出やすい条件】
・時期:(3月下旬~)4月~5月(~6月上旬)
・時間:午前11時ごろ~午後4時ごろ(それ以前、それ以後の例外もある)
・気温:18度以上の場合が多い(朝の冷え込みがあって日中の気温が上がるのがよい)
・風 :魚津の海岸で北北東の微風(おおむね風速3m以下)
・天候:移動性高気圧の中心が本州の東の海上に抜けて当日は晴れ、翌日頃から天候が崩れそうな日。等圧線の間隔が開き、強い風が吹かない状態。
蜃気楼とは、大気中の温度差(=密度差)によって光が屈折を起こし、遠方の風景などが、伸びたり、反転した虚像が現れる現象です。蜃気楼には大きく分けて”上位蜃気楼「春の(春型の)蜃気楼」”と”下位蜃気楼「冬の(冬型の)蜃気楼」”とがあります。上位蜃気楼は、実際の風景の上側に伸びや反転した虚像が見えるものをいいます。下位蜃気楼は逆に、実際の風景の下側に虚像が見えます。
魚津で普通「蜃気楼」といえば、春の蜃気楼をさします。下が冷たく上が暖かい空気層によって引き起こされ、海上にある低温の空気の上に、日中の陸地で温められた空気が流れ込むことによって発生するという説が有力です。冬の蜃気楼は、一般的には浮島現象などと呼ばれ、アスファルト道路や砂漠などに見られる「逃げ水(遠くの風景が路面近くで水面のように反射されて見える)」と同じ現象です。冬型の蜃気楼は、11月~3月頃の寒い時期で視界がよければ、毎日のように見ることができます。
春の蜃気楼の出現は、その年によって回数も持続時間もその日の条件によりまちまちです。数分で終わってしまうことも多い一方、出たり消えたりしながら半日以上も続くこともあり、なんともきまぐれです。