カテゴリー別アーカイブ: レア種!

バッカルコーン

先週からクリオネを展示しています。

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クリオネという呼び名は俗称で、正式な名前はハダカカメガイといいます。でも、クリオネという呼び名の方が有名になってしまい、ハダカカメガイといっても誰もピンとこないので、ここでもクリオネと書かせてもらいます。

クリオネは一生海中を漂いながら生活する貝の仲間です。パタパタと羽ばたきながら泳ぐ姿が可愛くて癒されます。長時間見ていても飽きません。

でも、気になるのはエサを食べるシーン。クリオネは、同じように泳ぎながら生活をしているミジンウキマイマイという巻貝を食べます。テレビなどで映像を見たことがある人も多いと思いますが、エサを食べるときは普段の可愛らしい姿が豹変します。頭の部分から6本のバッカルコーンと呼ばれる触手を出して、ミジンウキマイマイを捕まえるんです。

その衝撃的な姿を見てみたいのですが、ミジンウキマイマイを手に入れることができないので、無理だろうと諦めていました。

 

ところが・・・

 

先日、斎藤さんと大原さんと三人でクリオネを見ていたら、なんと、バッカルコーンを出した個体がいたんです!二人がすぐ隣にいるのに、思わず「バッカルコーン出とるー!」って大声で叫んじゃいました。二人はびっくりしたと思います。ごめんなさい。

その後、バッカルコーンの写真を撮りたくて粘ってみました。粘ったかいがあり、何とか証拠写真を撮ることができたので御覧下さい。

頭から出ている長い6本がバッカルコーンです。両端の短い2本は触角です。

頭から出ている長い6本がバッカルコーンです。両端の短い2本は触角です。

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結局、なぜバッカルコーンを出したのかは不明ですが、エサが無くても稀にバッカルコーンを出すことは分かりました。

バッカルコーンを見たい!というマニアックな方は水槽前で少し粘ってみてはいかがでしょうか?

ノドグロ

アカムツを富山湾のトピックスコーナーで展示しました!アカムツは良い状態での搬入ができず飼育が難しい魚ですが、世界で初めて富山県の水産研究所で種苗生産に成功した幼魚を提供して頂き、魚津水族館で初めて展示することができました。

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アカムツという魚の名前を聞いたことがない人も、「ノドグロ」と言えばピンと来るはずです。そう、あの有名なテニス選手も食べたいと言った高級魚です。でも、なぜノドグロと呼ばれるのでしょうか?

アカムツの口の中

アカムツの口の中

この写真を見れば一目瞭然ですね。

 

 

 

ところで、やっぱり気になるのは、その味ですよね??

実は、先月僕は幸運にもアカムツを食べる事が出来ました。とある飲み会の席で、館長が注文してくれたのです。

 

館長とアカムツのツーショット

館長とアカムツのツーショット

右端の丸いのはサツマイモです

右端の丸いのはサツマイモです

アカムツの身は白身で、ものすごく脂がのっていて、口の中でとろけていきました。本当に美味しかったです!

館長ごちそうさまでした。(またお願いしま~す)

 

PS. 値段は怖くて聞けませんでした・・・。

色変わりギンポ

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白いニホンアマガエルなどを展示中ですが、白い繋がりで、白いダイナンギンポも海岸の生物コーナーで展示しました!

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ダイナンギンポは普通茶色っぽい色合いをしているので、このように全身が真っ白な個体は珍しいです。

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並べてみるとその白さがよく分かりますね。

 

おまけ、撮影していたら、迷惑そうな眼でめっちゃ睨まれました(汗)。

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偶然の出会い

仕事が休みの日に、山裾を流れる小さな川の周りを、カメラと双眼鏡を持って散歩していました。特に何かを探し求めていたわけではなく、見つけた鳥や昆虫、カエルなどの写真を撮っていました。

エナガ

エナガ

イチモンジチョウ

イチモンジチョウ

シュレーゲルアオガエル

シュレーゲルアオガエル

ムカシヤンマ

ムカシヤンマ

 

そろそろ別の場所に移動しようかと歩いていて、石垣の堤防上からふと下を見た時、そこにヤツがいました!

 

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シマヘビの黒化型(カラスヘビとも呼ばれます)です!図鑑では見たことありますが、実際に見るのは初めてで、大興奮です。探そうと思っても見つけられるものではないので、本当にラッキーでした。

水族館で他の飼育員に自慢気に写真を見せたのは言うまでもありません(笑)。

 

ちなみにシマヘビの通常の体色はこのような縞模様です。田んぼの生物多様性コーナーで展示していますよ~。

シマヘビ

シマヘビ

珍しい魚が仲間入り!

飼育員のカメラでも紹介しましたが、魚津水族館にダウリアチョウザメがやってきました!(^v^)

ダウリアチョウザメは、オホーツク海、日本海北部から北海道沿岸まで分布し、ロシアのアムール川に遡上して産卵する魚です。大きな特徴は、尖った顔と白い2対のヒゲです。

図1

この魚は富山市水橋沖の海で獲れましたが、川で産卵するため淡水での飼育も可能です。そのため、海水から淡水に少しずつ慣らし、広い屋外円形水槽で展示しました!\(^o^)/

 

富山県では捕獲記録が数回しかない、とてもめずらしい魚です!

一緒にいるシロチョウザメとその違いを見比べてみて下さい!(^^)

シロウ

 サブロウ、シロウ、ヤセサブロウ。

 いったいどんな兄弟かと思いますよね? 

 実はみんな魚の名前なんです。

 このうちの一種シロウを展示しました。

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<どうも、シロウです。>

 シロウは富山では珍しい魚です。僕は富山では初めて見る魚なのでテンション上がっています。ゴツゴツした体にぎょろっとした眼、まるで爬虫類みたいでかっちょいいです!富山湾のトピックスコーナーで展示しているのでぜひ見てください!

 

 ちなみに、日本にはシチロウウオという魚もいて、外国にはハチロウという魚もいるらしいです。でもイチロウ,ジロウ,ゴロウ,ロクロウという魚はいません。どうして3・4と7・8だけ名前がついたんですかね?

 ※生物の状態により展示を変更することがあります。

 

激レア種「ベンテンウオ」の限定展示!

激レア種「ベンテンウオ」の限定展示!

昨日、富山市浜黒崎沖の定置網で激レア種のベンテンウオが捕獲されました!

漁師さんから連絡があり、 受け取り伺ったのですが、図鑑や写真でしか見たことのなかった幻の魚が目に前に!
帆を立てたような 背ビレと大きな尻ビレが美しすぎます。
興奮しました~!
ちなみに、富山湾では1997年1月以来の2例目。 実に17年ぶりの捕獲です。
全国的に見ても捕獲例が少ない魚ということで、富山県内のマスコミ各社の方に取材していただいたの ですが、全国ニュースになっていましたね。

みなさん、もうご存知かと思いますが、このベンテンウオを本日29日(土)と明日30日(日)の2日間限定で一般公開しています!

今日は、これを目当てのたくさんの方に来館いただきました。もう見ることができないかもしれない貴重な魚です。
ぜひこの機会にご覧ください!! なお、一般公開を終えた後は、胃内容物などを調べ、標本として保管する予定です。

ハナオコゼが産卵!

前回紹介したハナオコゼが、搬入日の夜に産卵しました!

写真のクラゲのように見えるのが卵塊です。

ハナオコゼの卵は、ゼリー状の物質に 包まれている凝集浮遊卵で、時間がたつとゼリー状の物質が崩れて分離浮遊卵になります。

卵は抱卵後48時間ほどで孵化するとされますが、この水槽にはメスしかいないので、 残念ながら無精卵です。
現在、卵塊の展示はしていませんが、ハナオコゼは多回産卵なので、次回産んだ時には期間限定展示をしようかな。

今年もハナオコゼが来ました!

7月31日、富山市岩瀬沖の定置網で南方の魚「ハナオコゼ」が捕獲され、魚津水族館に寄贈されました。
まだら模様で皮弁がたくさん生えた体、
まるで人間の腕のような胸ビレ、
こんな特徴だらけの外見からか、 展示直後からなかなかの人気っぷりです。

ハナオコゼは、全世界の温帯・熱帯海域に生息する魚で、流れ藻などとともに富山湾へと来遊します。

富山湾では、8~10月にかけて多く見られますが、今回の個体は例年に比べると、やや早い捕獲です。

昨年は7月24日に捕獲されましたが、その後多くの南方種が相次いで捕獲されて、大きな話題になりました。

今年も、南方種が多く現れるのでしょうか??

大王②

大王②

長さが180cmの白いパネルに鉛筆で下書きして、

カッターで切って、

切って、

出来あがった物は・・・

ダイオウイカの実物大シルエット!!

草間さんと比べてみるとこんなにデカイ(これは製作中で触腕がまだ完成していません)。

外套膜と脚の長さは4月7日に捕獲されたダイオウイカ(カラストンビを展示)のサイズを再現しました。そのイカは触腕が切れていたので、4月8日に捕獲された個体(口球を展示)との比率計算で長さを推定し、触腕を再現しました。
ちなみにカラストンビの展示と同様、大きさを比較できるように、スルメイカとホタルイカの実物大パネルも用意しました。

ぜひ木村の力作と並んで記念写真を撮ってください。