ドチベビー誕生

 5月8日の朝、ドチサメが“出産”しました。ドチザメは母親の胎内で卵がかえる卵胎生なので、生まれた時から親とまったく同じ姿をしています。

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突然の出来事に慌てふためく飼育員たち(笑)

 別のドチザメに食べられてしまう恐れがあるため、急いで赤ちゃんをすくい出しました。赤ちゃんは合計4匹生まれ、そのうち2匹は残念ながら死産でしたが、元気だった2匹の赤ちゃんはバックヤードで飼育を始めました。2匹はいずれもメスだったので、勝手に「マナ」「カナ」と名付けちゃいました。

 

マナちゃん 小さな黒い点々が目立つ

マナちゃん 小さな黒い点々が目立つ

カナちゃん 縞模様が細かい

カナちゃん 縞模様が細かい

 ドチザメの赤ちゃんは生まれてすぐにエサを食べるのですが、マナカナはなかなかエサを食べてくれません。スルメイカやホタルイカ、アサリなどを顔の前に近づけると、「うわ~」って感じで身をひるがえします。そろそろ食べてくれないとまずいと思い始めた5日目の朝、地元の甘エビ漁をしている漁船から深海魚を搬入した際に、甘エビが数匹混じっていました。その甘エビはとっても美味しそうだったので、自分で食べたい衝動を抑えつつ、殻を剥いてマナとカナにあげてみました。すると今まで全然反応のなかったマナが甘エビに食らいついたのです。カナもその3日後に甘エビを食べてくれました。二匹がエサを食べてくれてようやく一安心です。

 エサを食べ始めて1週間ほどは甘エビ以外のエサをあげると、口には入れるのですが、吐き出すことが多かったです。でも最近は色々なエサを食べれるようになってきて、生まれてからちょうど1カ月たったのを期に親の水槽の隣で展示を開始しました。

成魚の迫力が凄い…

成魚の迫力が凄い…

 展示は8月31日までの期間限定です。

 とっても可愛いドチザメの赤ちゃん、いつ見るの?今でしょ!